3 何時か必ず訪れる別れ 「永遠ね…」 永遠が存在しないのは、始まりがある限り、そこには終わりが存在するからだ。 「…べつに、あたしは永遠を願ったわけじゃないわよ」 「…存在しなくてもか?」 別れがきたって、それは残る。 「…あたしはずっと、グリーンが好きなんだって、届けばいいなって…そう…思った…」 いつか、必ず別れはくるけれど、こいつへの想いなら、永遠なのだと、信じてみたくなった…。 2005年10月7日 Fin
こっちもブルグリからの続きになります。一緒に寝てるしぃ。おまえらなぁってことが結構何回かあります。フィルターかかるとエロいのなんのって。まぁこの二人はこれができるから好きですが(おい)
「まだその話引きずるの?」
彼女が困ったような顔を浮かべる。
「いや、おまえもそんな乙女チックな願いなんかもってるんだなと思ってさ」
「どういう意味よぉ」
頬を膨らませて、俺に背を向ける彼女。
「まんまだよ」
俺は優しく、髪を梳いた。
向きを変えて、彼女が俺の胸に、顔をうずめてくる。
「…じゃあなんだよ」
俺は優しく、髪を撫でた。
「…想いが、届けばいいなって」
永遠が…
「…あなたを好きだって思うのもあたしの勝手だし、その思いの丈は、あたしの自由でしょ?だから、想いくらいは、永遠だって…思ったっていいじゃない?」
想いだけは永遠で。
死という別れすら、それはなんらかの形で、残せるモノ…。
ぎゅっと胸に顔をうずめてくる彼女を優しく抱きしめて、自分の腕の中にしまいこんだ。
あとがき
兄さんもどっちかというと、永遠とかそういう具体化されないものを信じないたちだと思ってます。なので、永遠ねぇみたいなくだらないものを見るような言い方をしてますが、結局は愛した女には弱かった。みたいな、へたれさを出したつもりです。臆病攻なのに、今回の兄さんは結構強気というか、大人な感じが漂っちゃってます。駄目じゃーん!いいんだいちきしょう(よくないんだろ?)
まぁとりあえず、関係は永遠ではなくても、お互いを思いあってる気持ちは、ずっと残り続けるわけなんだといいたいわけですよ。それは生まれてくる子供であり、自分たちを知る回りであったり、物であったり出来事であったり。子供なんてその典型的ですけど、自分を知る人は、たとえ別れても、過去の思い出として残りますし、そのとき買ったものだって、どういう意図で変われたかはわからなくても、利益的に影響してますし。それはやっぱりその二人が一緒にいなきゃなかったことで。だから、関係は永遠ではなくても、想いは永遠になれるんだってことを、伝えたかっただけです。ちゃんと兄さんにも姉さんの永遠の想いが届いたよって話でした。
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