三上ドリーム「遊びじゃない」
 

 

今までしたことなかったぜ

        本気の恋愛ってやつを

 

 

遊びじゃない

 

 

「ねぇねぇ、センパーイ」
「なに? 藤代?」
「今度の日曜カラオケにでも行きません?」
「興味ないわ。みんなで何とか会を開くって言う時なら行ってもいいけど?」
「え〜!!! つれないッスよ〜!!!」
「関係ないわ」

 …相変わらずだな、藤代…
 の嫌いな物は『軽い男』だってのに。
 無駄だって…

「じゃぁ、みんなで行こうぜ」
「?」
「なぁ」

 つい…いや狙ってオレはそう言った。
 だってな…オレだっての事狙ってる男なんだぜ?
 当然だよな?

「あぁ! いいね〜いこ〜!」

 よっしゃ!
 の親友の坂本まで同意してくれたぜ!
 ってことは…

「そうだね、行こうか?」

 笠井がおまけについてくるんだよなぁ〜
 しかも…
 笠井ってのいとこだからラッキーなんだよ(デビスマ)

「まぁ、皆が行くならな」

 よっしゃ!
 渋沢まで同意してくれたぜ!!!

「仕方ないわね…行けばいいんでしょ! 行けば!」

 

「いやった〜〜〜〜〜!!!」

 藤代はおもいっきし叫んでいたけど、
 オレは心の中で叫んでたぜ?

「んじゃ、準備終わったら校門な?」
「「「OK」」」

 

「全く…三上? 素直に言わないと伝わらないんじゃないか?」

「何が?」

さんのことだよ」

「はん」

 素直になんて言えねぇよ…
 オレはに『軽い男』って思われてんだぜ?
 玉砕覚悟はまだはえぇよ

回想

 あの時オレは選抜に落ちた後で…
 オレは落ち込んでたんだよな
 オレはかっこ悪いから隠してたんだよな
 そのせいもあってみんな気付かなかったんだけど
 だけが気付いてた

 そして…
 運がいいのか悪いのか、教室で二人っきりになっちまったわけ
 それで…
 つい言っちまったんだ…
 オレの本音

「なぁ、選抜ってさ〜」

「何?」

「オレだけ武蔵森の中で落ちたじゃん?」

「…」

「それでさ…オレがライバルだと思ってた水野何てさ」

「…」

「1番でかなり早くに受かったんだぜ?」

「…」

「ホントにオレって何だろな?」

「武蔵森の司令塔だよ?」

「それが?」

「みんな信頼してる」

「してねぇよ」

「うぅん、してるよ?」

「何いってんのか」

「素直に信じなさいよ」

「信じられないぜ! 一時はオレなんて落とされそうになったんだぜ?!」

「そんなの、監督の横暴じゃない! 皆が『三上さんを落として下さ〜い』なんて言った?!」

「言っちゃね〜けどよ!」

「だからね…信頼しなさいよ!」

「はん!」

「選抜がダメでもまだ、都大会に全国大会もあるじゃない!!!」

「あぁ…確かにな」

 その時分かったんだ…
 表面は冷たいだけど本当は誰よりもやさしいんだって。
 がらじゃね〜けどよ

「サンキュ… オレまたがんばってみるからさ、応援しろよ?」

 肩の力を抜いて考えたらそう言いたいと思ったんだ。

回想終了

 

「とりあえず行くか…」

 まだまだ告白になんて遠いんだけどな。

 

 

 

「とりあえず行こうか?! そういえば角のパン屋さんねぇ〜」
 相変わらず話し始めると坂本は止まらない…(呆れ)
 カラオケについてもしゃべる勢いだな…

「ねぇ、三上」
「あんだよ?」

 っておい!
 なんでがオレに話しかけてんだよ!

「なんで、こんなことするわけ?」
「は?」
「なんで、女の子で遊んだりする訳?」
「んなことしてねぇよ」

 何考えてんだ?
 
 オレそんなに遊んでるように見えんのか?

「だから、前の生徒会長の次は私で遊ぶわけ?」
「んなことしてねぇよ!!!」
「三上って遊んでるじゃない! 私に優しくしてんのも遊びでしょ?!」
「遊びじゃねぇよ!!!」

「じゃぁ何? 実験? あんまり惚れっぽくない女は自分でどれくらいで落とせるかって!」
「んなわけあるか?!」

 何故あるかは知らないがハリセンでの頭を叩いた。

「いった〜、何すんのよ?!」
「遊びじゃねぇし実験でもねぇ!!! オレはが好きなんだよ!!!」

 げっ!!!
 言う気なかったのに言っちまったよ…
 オレの口軽っ!

「こんな私を好きになるわけないじゃない!!! そんな理由ないわよ!!!」
「恋愛に理由なんていらねぇし、なったもんはなったんだよ!!!」

 ……

「遊びじゃないんだよね?」
「決まってるだろ?(デビスマ)」
「じゃぁ、素直に言うけど…」
「あ?」
「私は三上が好きよ?」
「は?」
「偉そうにしてるけど密かに人の事を心配することのできる三上がすきよ?」
「な///」
「じゃぁ、よろしくね亮」
「おいおい」

 

 

 

おまけ
 「わぁ〜おめでと〜!!!」
 「道端でよくあんな直球会話できますね…」
 「あのハリセン誰が渡したんだ?」
 「私坂本あかりで〜す!」
 「なんでそうなるんだよ?」
 「面白いから?」
 「見たいですよ?」

  三上達の会話はあかり、笠井、渋沢、泣き叫んでいる藤代に聞こえてました…

おまけ2
 「そういやぁ今日オレの誕生日だったんだよなぁ〜」
 「おめでと」

  チュッ

 「ハッピーバスディv」
 「な///」

 三上は付き合い始めたらに主導権を握られましたとさ。
 チャンチャン

 


あとがき

 なんですかこれは!
 変です!
 変すぎます!
 ってか私微妙に出派ってしまいました!
 ホントすみません!
 三上に遊びじゃねぇよを言わせたかったんです…

 

三上  「ホントなんだよこれ?」
あかり 「三上のバースディードリームです!」
三上  「誕生日おまけ2しか関係ねぇぞ?」
あかり 「気にしないでよ!」
三上  「オレこんなんじゃないぞ?!」
あかり 「下手だから仕方ないの!」

続きそうなので強制終了

三上「…少しはオレをたててくれ…」

 


坂本様にいただきました三上さんです!!わーいわーい三上さん。お誕生日おめでとうです。なんだか毎回もらってばかりで大変申し訳ない気もしますがもらうのが私俊宇 光のがめつさです。よろしく(最悪だよおまえ)
今回も坂本様の書くドリームはキャラ視点でお送りしています。素晴らしいですよね。キャラ視点で何故ドリームが書けるのかが不思議で仕方がありません。私には絶対無理の芸当でございます故に。本当に羨ましいです。そして何よりおもしおいですよね。あああ私まじ過去に戻るように引退を考えた方がいいかもしれないかもですね。あああすいません。そして毎回こんな素敵でおもしろい作品をありがとうございます。
他にも英士のドリームを頂いておりますので、25日にアップします。お楽しみにお待ちくださいませ。
本当にどうもありがとうございました。

俊宇 光