潤慶ドリーム「遠距離恋愛」
 

 

ちょっと心配なんだよね…

    いくら自信たっぷりのボクでも…

         ねぇ…

            離れてても君なら覚えてる?

 

 

遠距離恋愛

 

 

「はぁ〜あ」

 今ボクすっごい暇なんだよね。
 先週まではヨンサや結人や一馬や、水野? だっけ?
 が居てすっごいたいくつしなかったんだけどさ。
 誕生日にこんなに暇なんて悲しくない?
 そりゃぁ…
 さっきまで学校で女の子にいっぱいプレゼント貰ったよ?
 でもね。
 一個も受け取ってないんだ。
 だって…
 その気ないのに受け取るなんて酷じゃない?
 それに…

はくれないのかな? 覚えてないのかな?」

 そう。
 ボクにも彼女は居る。
 だけどさ…
 名前から解るようにボクの彼女の…
 は日本人。
 さらにさ…
 ボクは韓国のソウル。
 は日本の東京。
 こんなに遠距離恋愛なんだよ?
 ボクの気持ちは全然全く離れてないけど…
 はそうだって自信ないもん。
 え?
 なんでそんなに離れてるのに付き合ってるかって?
 簡単だよ。
 ボクは小学の時東京にいたんだよ?
 そう。
 はヨンサと同じ学校。
 だから心配なんだよねぇ…
 わかるでしょ?
 そりゃぁヨンサとボクは全然全くタイプちがうよ?
 だけど…
 顔がそっくりじゃん。
 がふらふらっとボクの面影をヨンサに見つけて行っちゃわないかって!
 思うでしょ?
 え?
 自信過剰?
 失礼だな…
 本当のことを言ってるだけだよ。

「ユン〜〜〜〜荷物届いてるわよ〜〜〜〜」

 そう言ってボクの母さんが叫んでる。
 うるさいなぁ…
 って荷物?!!
 まさか!!!

 ドタバタ…ドタッ

 ボクは全速力で階段を駆け下りた。
 もしかしてからかもじゃん。

「ほら。結構大きいわね」

 そう言って母さんが差し出した荷物…
 その伝票にあった名前…

 

「うわ〜〜〜〜からだ〜〜〜〜」

 ボクの瞳…
 きっと輝いてるんだろうなぁ…
 でも…
 しかたないじゃん!
 こんなに嬉しい事めったにないよ!

 まずはやっぱり開ける。
 そこにあったのは…

「うわ〜〜〜セーター」

 真紅のセーターと…
 チョコレートクッキー…
 え?
 知らないはずないよね?
 ボクがチョコダメなの…

 そう思って悩んで居たら…
 セーターの間からひらひらっと白い封筒が落ちてきた…
 もちろん読んだ。

『こんにちは、ユン。お元気ですか? 
 もしかしたら今は夜かもしれないけど…
 なんかかしこまっちゃってごめんね?
 手紙だとこんな感じになっちゃうの。
 そしてハッピーバースディ。
 あっ! もしかして忘れちゃってると思ってた?
 先に言って置くけど…(書いて?)
 私10年立っても20年たっても絶対に覚えてるからね。
 ちなみにセーターの色はユンに私が似合うと思ったから。
 もちろん手編みだよ?(編み棒使ってるけどね)
 そして…
 なんでチョコ? って思ったでしょ?
 ユンは覚えてるかな?
 日本では好きな男の子に14日チョコをあげるんだ。
 え? 14日じゃないって?
 仕方ないじゃない。
 お金なかったし…
 ユンの誕生日も近かったんだから!
 あっ! ちなみに…
 チョコが苦手でも大丈夫って奴だからね。
 口にあうといいんだけど…
 まぁとりあえず…

 ユン ハッピーバスディ&ハッピーバレンタイン
 大好きだよ。いつまでも。

                        

 その手紙を読んでボクは真っ先にクッキーの袋を開けて…
 食べた。

「うそ…おいしい」

 あっ! が料理下手だってわけじゃないよ?
 チョコがこんなにおいしいって思ったのは初めてだから。
 まぁ…
 貰ってすぐお礼を言うのは常識だよね?

 に電話したら絶対言うんだ。

 ありがとう。おいしかった。ボクも好きだよ。ってね。

 


あとがき

 ゴメンナサイ!!!
 ゴメンナサイ!!!
 光ちゃん苦手そうなのに送っちゃいます!!!
 このネタ前々から考えてたんです!!!

 

ユン「だからってこれはないよね?」
坂本「え〜?」
ユン「相手が苦手そうなのに送りつけて…
   しかも…へたくそ」
坂本「さすがに酷いよ…」
ユン「明翔里なんかに情けはいらないよ」
坂本「酷い!!!」

ユン「ごめんね? 。でもボクを少しでも好きになって欲しいなvvv」

 

ホントすみません…


坂本様にいただきました潤慶です!!お誕生日おめでとう、潤慶。
なんか私が書かないことを気にしてくださって本当にありがとうございました。べつに嫌いというわけではないんですけどね。外国人がどうにも苦手でね。あはは。英士は平気なのかよコノヤロウとも思いますが、なんだか潤慶はどうにも。あの腹黒い性格もあるのか、なんなのか…。でも嫌いじゃないので安心してくださいです。そんなことをわざわざ気にして気遣ってくださって感謝します。そして毎回のキャラの誕生日にとドリームを感謝しますです。この頃頂き物は明翔里ちゃんで埋め尽くされていって、いかに書いてくださっているかがよく分かってなんだかありがたいです。本当にありがとう!!!
私的にこの話ではお母さんが好き。潤慶に似て陽気なお母さんそうだ。あはは。
本当にどうもありがとうございました。

俊宇 光