笠井くんドリーム「ここに来れば」
 

 

ここに来れば

 

あるカフェの前で俺は猫に猫缶をあげていた。
猫は嬉しそうに鳴くと、猫缶を食べ始めた。

さん、来るよな…。

 

さんというのはこの前に俺がここで出会った女の子だ…。

 

 

その日は雨が降っていて、俺はここで雨宿りをしていた。
その時は朝早くて周りには誰もいなかった。

俺が暇だなと思っていると、ニャーという鳴き声が聞こえてきて、一匹の猫が近づいてきた。今、猫缶を食べている猫だ。
この猫も雨宿りだった。

俺って猫と行動が同じなのかな、と猫のほうを見ていると今度はバシャバシャという音が聞こえてきた。
その音は女の子が走ってくる音だった。その走ってきた女の子がさんだった。

「私もここで雨宿りしていい?」
「いいんじゃない。」
俺に聞く必要はないと思いながらも答えた。猫もまるで「いい」と言うようにニャーと返事をした。

そして、俺とさんと猫は一緒に雨宿りすることになった…。

 

「私、 。」
「俺は笠井 竹巳。」

「でも、人がいて良かった。一人で雨宿りって退屈だもんね。良かったらお話しよう?」
「いいよ。」
確かに俺は退屈だった。
だから話すのも暇つぶしにいいと思った。でも、今は暇つぶしとかじゃなくてさんに会って、話したかった。なんでだろう?

「この猫、どうしたの?」
「さあ。」

「…なんかこの猫、竹巳くんに似てるね!」
まさか初対面の人にまで言われるとは思わなくて、内心複雑だった。

黙っていたら、突然「ごめん。」と謝られた。
「私、失礼なこと良く言っちゃうみたいで…。怒ったよね?」
黙っていた理由を怒っているからと思ったらしかった。
「別に…怒ってないけど…。」
そっか、と彼女は安心したようだった。
「でも、気に障ってたらホントにゴメンね!」

「…ただ、猫に似てるってたまに言われるから。」
「あ、そうなんだ〜。うん、似てるよね〜。」
こう言われて何て言えばいいいんだろう…と思ってたらまた怒ってると勘違いしたらしく、また謝られた。

その後も色々話をした。といっても、彼女の話に俺が相槌をうつ…って感じだったけど。
なんだか楽しかった…。

 

 

気づいたら、雨が止んでいて、俺たちは別れた。

 

 

そして、今ここでさんを待っている。
待っているといってもここで会う約束をしたわけでもない。
でも、なんだかここに来れば会える気がしたんだ…。

気がつくと、猫は猫缶を食べ終えていて、満足そうに伸びをしていた。

 

「竹巳くん!?」
この声は、と思って顔をあげると、やっぱり、
さん…。」

 

「なんでここにいるの?」
「そういうさんこそ。」

「だって…」

「「ここに来れば会える気がしたから。」」

 

 

 


すみません。ホントに意味不明な話ですね。
全然ドリームじゃないし。
笠井くんは俊宇様に惚れたけど、本人自覚ナシってことで…。
あの絵の雰囲気を壊さないようにしたかったのですけど、無理でした…。
わーい!!本当に書いてくださいました!嬉しいです!!あああああまじサンキューべりべりマッチョ!っす。あああああ。本当にあの絵を描いて、自分ではネタにならずに誰かにお願いしたいなーって思ってたら、綾瀬様があの絵を気に入ってくださって。「書いて」って頼んだら本当に書いてくださいました!きゃー嬉しいです!!ありがとうございました!!まじだってすごくない?私ではどうしても年上にヒロインになってしまいがいちで。あああ。
じつはこれ許可を貰わずに載せてましました(おい)しかも題名も勝手に決めてしまいましたが良かったでしょうか。ごめんなさい。駄目ならリンクはずしますし、題名変えます!!ごめんなさい!今日の竹巳の誕生日にあわせたくて!!すいませんでした!!でも本当にありがとうございました。

俊宇 光