大好きなあなた 「誕生日おめでとう。」 「、俺の誕生日知ってたのか…ってまぁ知ってるか。」 今日、7月29日は渋沢の誕生日だ。 「はは、すまないな。」 「…でも、女の子達は『俺』が好きなんじゃなくて『サッカー部のキャプテン』が好きなんだよ。」 「そんなことないよ!」 「…」 「だって、だって…私も渋沢くんのこと好きだもん!武蔵森に通ってなくても、サッカーやってなくても好きだもん!」 思わぬ言葉に彼は固まってしまった。 渋沢がキスしてきたからだ。 幸せいっぱいの彼らはこの後、実は覗いていた三上に散々からかわれることを知らない…
俊宇 光
放課後、一人で屋上に居た渋沢にそんな声が聞こえた。
その声の主は同級生ののものだった。
そう言って、渋沢克朗は苦笑した。
「うん、この騒ぎだもん。みんな知ってるよ。」
武蔵森学園サッカー部のキャプテンで守護神の彼の誕生日となれば、大勢の女子生徒が彼にプレゼントを渡そうと大騒ぎになるに決まっている。
今は夏休みだが運がいいのか悪いのか、今日は登校日だった。
「渋沢くんのせいじゃないでしょー?みんなが勝手に騒いでるだけなんだから。」
「しかし、俺が原因だから…」
「ふふ、渋沢くんは優しいね…。騒ぐ女の子達の気持ちわかるなぁ。」
「ありがとう。」
結構照れることを言われているのに、平気で礼を言うのは意外に鈍いのか、慣れているのか。
彼は少し悲しそうだった。
彼女は涙目だった。
「そんなことない…中にはそういう人もいるかもしれないけど『渋沢くん』が好きな人だってたくさんいるよ…」
ついに泣き出してしまった。
渋沢は自分のつまらない愚痴で彼女を泣かせてしまったなんて最低だなと思った。
「だから、悲しそうな顔しないで…。好きな人がそんな顔してるの嫌だよ…」
自分をこんなに思ってくれている彼女が愛しく感じられた。
「ありがとう…。でも、そんなに泣かないでくれ。俺だって好きな人がそんな顔しているのは嫌だ。」
それを聞いた彼女はピタっと止まった。
「それってどういう…」
どういう意味?と聞こうとしたのだろう。
だが、最後まで言えなかった。
「こういう意味だ。」
彼女は嬉しさのあまり先程より激しく泣いていた。
綾瀬さん。ありがとうございました。私が唐突にお願いしたわがままをかなえてくださって大変ありがとうございました。感謝のいたりでございます。しかも渋沢さん。ああああ。んか今回の作品みんなくださったかたはデフォルト名で私の名前で製作してくださってるんですよね。あああもう。自分は幸せいっぱいです。そして何よりこの渋沢さん!!あああああ。屋上で一人他そがれる渋沢さん。私が癒して差し上げましょう!!あああああああああ(壊)すいません。どっか別の世界へ行ってました。とにかく、本当にすばらしい作品をありがとうございました。ぜひともまたよろしくお願いします(おいおい)
題名はこの私俊宇 光が決めさせていただいてます。どうしようかと迷いましたが、いちお、自分が好きなあなた、渋沢さんだから、「大好きなあなた」っていう題名にしました。どうだったでしょうか?
本当にありがとうございました。