阿部ドリーム「長年の想いに終止符を。」
 

 

。お前俺の部屋で何してんだよ」

高校に入学して初めての夏が始まろうとしていた。
生まれた時からお隣に住んでいた 家長女の が、俺の部屋に居座っていた。
俺は最近毎日夜9時近くまで部活で汗と泥まみれになっている。

「あ、タカ。お帰り〜」

「だからお前人の部屋で何してんだよ。」

「だって暇だったからさ〜」

のんきな奴だな。
宿題出てんだからやれよな。
どうせなら宿題俺に見せろよ。

「お前んか用事?」

「ん〜」

やけにじらす。こういう時、 はいつも言いにくいことを隠している。
ごそごそと私服に着替え、 の前に座る。

「おら。んだよ。言ってみろ。」

目を泳がせつつ、ちょっと苦笑い。
なんなんだ?

「タカはさ、好きな子居る?」

はぁ?
お前それ嫌味か。
俺は昔っからこの幼馴染様にべたぼれなんですけどね。言えねぇけど。

「んだよ?好きな奴でも居んの?」

「ん〜」

言葉をにごらせつつベットにゴロンと寝転がる
お前さ〜無防備にも程があんだけど。マジ、俺以外の前で無防備になってくれるな。
ちょっとムカついたから、上から顔を近づけてにやぁっと笑う。

「お前さ、誘ってんの?」

はきょとんとした顔をして、今の状況を把握する。
すると、にやぁっと嫌味な笑い方をしてこう言った。

 

 

 

 

 

「誘ってるって言ったら?」

 

 

 

 

 

一瞬何言ってんのかわかんなかった。
自分の顔に熱が集まっているのが分かる。
の顔もほんのり紅い。

「お前自分が何言ってんのかわかって言ってんの?」

「わかってるよ。」

だってさ…と苦笑い。

「タカ全然気付かないんだもん。あたしがタカのこと大好きって事」

 

お前だって俺の長年の片思いに気付かなかった癖に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


俊宇 光様リク作品。
すみません。阿部君は難しい。
こんなのでよろしかったらもらってください。


菜月様よりいただきました!!!!
本当にどうもありがとうございます!!!いきなりリクエストした新参者に、優しくリクエストを叶えてくださるなんて、感動感動です!!久々にドリーム読んでどきどきしました!!本当にありがとうございます!!リンクを貼ろうか迷ったのですが、ある意味検索避けしてて、ある意味検索よけをしていないので、条件にあわないかなぁと思ってできませんでした(汗)すいません。皆様、是非とも彼女のサイトを見つけて読んでみてください!花井くんドリームはすごいですよ!まじ。つーか阿部くん最高だ!!!誘っちゃうまじ(おいこら)
本当にどうもありがとうございました。

俊宇 光