Understanding ?
イマドキ 恋愛せずに結婚なんて ナンセンス
古くから名の残る家柄に育ったからには、絶対にあると思ったこの話。 「そんなに悩むことでもないでしょう?」 両親は笑顔でそう話す。 「ですが、私は自分の伴侶は自分で選びたいと思っています。まだ逢って話しすらしたことのない方とは結婚なんてできません」 そう、同じく所謂『お見合い』というヤツに強引に出席させられたエーリッヒはそれ以来相手の女性に強烈に気に入られたらしく、大変な毎日を過ごしていると噂で聞いた。 「とにかく、私はお断り致します」 私は両親の言葉を一蹴して、家を出た。
「シュミットったら、お見合い断ったんだって?」 何処で聞きつけて来たのか、妙に笑顔を浮かべて私の部屋を訪ねてきたミハエルはそう言った。 「相手の名前とか、聞かなかったの?」 ミハエルが急に目の前に広げた写真。 「……ヒカリ!?」 至極最もなことを言われて、私は押し黙った。 「シュミットが断ったならさ、ボクが受けてもいいよね?この話」 言い知れぬ圧力を笑顔で放つのは幼い頃から何も変わってはいない。 「だってそんなこと、言えないでしょ、女のコの口から」 私が言おうとせんことをこの人はすぐに先に読んで口に出すから腹立たしい。 「もう1度だけ聞くよ、シュミット」 不敵な笑みを浮かべるままのミハエルに私は何も言えなかった。 「今度ね、ドイツに来るんだってさ、彼女」 これだけは偽りはない。 「確かにお見合いは断ったかもしれないが、彼女ならミハエルに渡すわけにはいかないな」
イマドキ 恋愛無しの結婚なんて ナンセンス
だけど 恋愛込みならいかがです?
◇ 2003.03.03 ◇
村雨様に随分前にいただいておりました(阿呆)メールが上手く届かずに転載許可を先延ばしにしちゃってました。あげくのはてには許可をもらってから2週間近くたとうとしちゃってます(汗)すいません。なんだか容量の悪い人間で。しかしやりましたよ母ちゃん!(意味不明)とうとうここにホイッスル!以外のドリームを載せることに成功しました!!!ホイッスル!以外!なんだか萌えますね。本当は他にもいっぱい載せたかったりするんですが、そんなに人にもらうわけにもいかず、これが最初の作品となりました。私じゃ書けないので本当に嬉しかったです。 現在政略結婚などなど、婚約者、なるシリーズが大好きです!イザークとかディアッカとかそこらへんにお願いしたかったり。他炎山?などなどいる中でシュミットもやはりドイツの貴族さんの出。婚約者くらいできてもえーやろ!!ってわけで、この話をお願いしちゃいました!もうそしたら本当に叶えてくださいますんですもの!?すっごく嬉しかったです!!シュミットむかしから大好きだったのでうはうは気分です。本当にどうもありがとうございました!今リクエストをすると書いてもらえるということをなさってます。どうぞ村雨様のサイトへ行ってみてください!本当にどうもありがとうございました。 俊宇 光 |