君が。欲しい。
オレは君が欲しい。
こんなこと言ったら変人扱いされてしまうから
誰にも言えないけど。
As for me, you want.
今日もいつもと同じようにクラスにいる女の子。
。
彼女が愛しくてしょうがない今日この頃。
彼女に触れたくてしょうがない今日この頃。
そんなオレに挑戦状を叩きつけるかのように彼女に話しかける三上。
今日こそは釘をささないと気がすまない。
「三上」
「んぁ?」
「いいかげんにかまうのやめたらどうだ?」
「…。」
数秒の思考のあと、三上はニヤリと笑う。
「なんだ?」
「なるほどな〜。そういうことか〜。」
「は?」
「安心しろ。」
やめてくれるか…と思ったら大間違い。
「今よりかまってやるよ。そのほうがお前にはいいと思うしな。」
「三上…。」
そう言ってまたすぐに彼女のところに行く三上。
いつもより楽しそうだな(にっこり)
一方三上は…
―怖ぇ。あんな笑顔のどこがいいんだ?そこらへんの女は。―
「三上〜?」
「あ。由岐。どうした?」
「渋沢がすんごい”にっこり”あんたのこと見てるけど。」
「あれ?あれはがらみ。」
「!・あ。そっか。」
―まぁしびれを切らすまでの辛抱か。
はやく痺れきらしてを誘拐しろ。
そうじゃないとオレがもたない。―
毎日練習の量を3倍以上にされるのは嫌だしな。
そう密かにつけくわえた。
そして早く痺れを切らしてもらうために少々エスカレート。
注:以下の会話は三上が笑顔では少々顔を赤くして楽しそうに話しているようにし
か見えません。なお、会話の内容は聞こえません。
「ったくさぁお前いい加減告れよ〜。」
「んなことできるわけないでしょ?」
「なんでそう諦めるんだよ?告るまえから諦めるのはよくないぜ?」
「だ〜か〜ら〜無理なんだってば。」
「ところでは一刻も早く奴と恋仲になりたいか?」
「だから無理だって何回言わせれば」
「"もしもなれるとしたら"だっての!」
…。
「そりゃ〜ねぇ。」
「よし。来い。。」
「え゛」
三上はを引っ張ってたたせる。
「クラスの女子全員敵に回したくないならおとなしくくるんだな。」
そうの耳元で囁いてを引っ張って外に出て行った三上。
もちろん、それを追わないS氏ではない。
「よし。ここでいいな。」
「なによぉ急に。」
「後で感謝しろよ?」
そう言うと三上はを抱きしめる。
「ちょ?!三上?!」
とうのは混乱。
ついでにすんごく嫌なは思いっきり抵抗。
「やだってば!離してよ!三上ぃ〜!」
ガサッ
:「ふぇ?」
亮:「おせぇ。」
「三上。どういうことだ?」
「オレはが好きだし。」
「はぁ?!」
心の中で亮は由岐がすきなんでしょ?と突っ込む。
もうブちぎれた?克朗。
「はオレのだ!」
:「は?」
亮:「ぉし。」
「良く出来ました。」
そう言った三上にオレはハテナマークを浮かべる。
「さっきの嘘だからな。オレが好きなのは由岐だし。」
「は?じゃあさっきのはなんなんだよ?」
「もちろん手助け。」
「は?」
「あとは勝手にやれ。じゃあな。」
そう言って三上は立ち去る。
は座りこみ克朗は立ち尽くした。
告れってことか??
でもきっと今回以外チャンス無いしな。
ふられても、大丈夫…。
「さん?」
「はぃ?」
「オレはさんが欲しい。」
「え」
「誰よりも、さんが好きだから、さんが欲しい。」
オレがそう言うと、しばらくしてから泣き出すオレの愛しい人。
「たしも。」
「え?」
「私も、渋沢君が、大好きです。」
その言葉にホッとして、オレはさんを見て笑みを浮かべた。
君が欲しい。
その願いは、今日叶った…。
胡事 把枝様にいただきました。
まさかホントに書いてくれるとは思わなかったのでびっくりですた(笑)いや〜ありがとうございます。
これは胡事様とのメールで私のドリームが欲しいみたいないな話をしてたはずなのですが、胡事さんが、「光さんが欲しいって書きそうになった」って書いてあって、あ〜誰かさんにそんなこと言われてみた〜いとか言っちゃったのが事の始まり(爆)まさかこうくるとは思わなかったね。黒も当社比ですが増してたしね(笑)しかも三上さんがいい感じ。あははは。この後の話を考えちゃった。良いことした〜って屋上のドアから階段へ向かった三上さんを待ち受けていたのは!?
由「へ〜三上ってが好きだったんだ。知らなかったよ」
しら〜っとした表情を浮かべる由岐の姿。
三「ゆ、由岐!?おま、おまえいつからここに」
由「さぁ、いつからでしょうね〜?」
三「ちょっ、ちょい待て由岐!嘘だって言ったろ!おい!!」
その後何日か誤解を解くのに苦労した三上さんとか、私には見えました(笑)
まぁでもあのですね、なんか、欲しいって、言葉の意味が違うわ!!!と言ったエロな光さん。もう1作もらいました。いやいやエロくないけどね。次回もお楽しみに。
本当にどうもありがとうございました。
俊宇 光
|