「出会えたことに」(グリブル)
 

10月4日 第2回目 「出会えたことに」(グリブル)

 

「ねぇ、グリーン」

 

「…なんだ?」

「もしあたしがグリーンに嫌いって言ったらどうする?」

 

 

 

 


「は?」


いつもながら突拍子もない質問を出される

 

「だからっ、あたしがグリーンを嫌いになったらどうする?」


どこからそんな質問がでてくるやら…


「別にどうもしないだろ」

 


「…なんとも思わないの?」
「それはない」


間髪入れず否定する

 

「じゃあ…」
「俺は」


「…?」

 

「俺は結果はどうあれ、お前に会えた、そのこと自体に意味がある…そう思ってる」

 

 

 


「そっか」

「…」

「つまり、運命の出会いってことよね!」
「はあ!?」

「大丈夫よ、ちゃんと"出会い"を"人"に繋げるから。グリーンがあたしをどう思っていても、あたしがグリーンを嫌いになるなんて絶対にないから」

「…なんでそうなるんだ」


何故こいつはいらん心配ばかりするんだ
俺がお前を嫌いになる?
それこそ有り得ない話だ

 

「グリーン大好きっ」

 


それでも抱き付いてくるブルーを見て、いいかとさえ思ってしまう俺はなんなんだか…

 

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