幼馴染みでずっと一緒だった、互いに愛し合っていた二人
ある日、彼女が事故にあって全ての記憶を無くしてしまう
それでも彼氏は愛し続け、記憶を無くした彼女も彼氏を愛した
そしてついに、ふとした切っ掛けから彼女の記憶はもとに戻る
つまりハッピーエンドということ
かなり在り来たりな物語
でも、そうと分かってても憬れてしまうのが夢見る乙女というもの
もちろん、あたしもその内の一人
あたしはグリーンのことを忘れちゃったりするのかな
もし、あたしが記憶を無くしてもグリーンに愛してもらえるかな?
グリーンはあたしのことを何て思うかな?
そんな考えが脳内を巡る
でも…他の記憶が無くなっても、やっぱりグリーンのことだけは覚えていたいな
結論
「きっと忘れないから」
「…は?」
「あたし、何があってもグリーンのこと忘れたりしないから!」
「なんのことだ!?」
疑問符をたくさん浮かべているグリーンを見て、なんだか幸せな気分になった