俺はブルーからそれを受け取り、ジム戦での汗を拭き取った
「…?」
「ふふっ、何か気付いた?」
「いつもと違う香りがする…」
しかも、懐かしいような温かいような不思議な香り
ふと安心してしまうような、心落ち着くような感じだ
「嫌?」
「…いや、別に」
むしろいつもよりもいい
「実はね、あたしの服を入れてるクローゼットに丸々一週間つけこんでみました!」
「はぁっ!?」
「つまりグリーンがいいと感じた香りは、あたしの香りですっ!」
「なっ…」
こいつのにおいに懐かしいとか、少なからず心地よいと感じてしまった俺はいったい…