8月1日 第1回目 「そろそろ、機嫌を直してくれないか」(グリブル)
「ブルー…」 「…」 「ブルー」 「…」 「ブルーっ!」 「…」 何度呼んだって、うんともすんとも言いやしない。
俺が悪いのか? 仕事だから相手はできんって言ったのに、勝手に来たのはそっちだろ?
『かまってくれないなんてひどい!グリーンはあたしのことなんか愛してくれてないんだ!!!』
愛してないわけじゃない。 かまいたくなくてかまってないんじゃない。
「はぁ」 ため息しか出ない。
「…」 相変わらずむっとしたままこっちを向かない彼女。 「ブルー、悪かったよ…」 今度は優しく呼んで、彼女を後ろから抱きしめた。 「っ」 少し驚いた彼女の耳元に、俺はこう囁く。
「そろそろ、機嫌を直してくれないか?」 と…。
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