「ちょっ!?何、何いきなり!」
肩に額を預けた俺には、耳元で叫ばれるとうるさいんだ。
「…ぐ、グリーン?」
珍しく、慌てた彼女がおもしろい。
いつも、俺がやられてばかりで、真っ赤になってばっかりだったから。
「ねぇ、なんとか言いなさいよぉ」
彼女はおずおずと俺の背中に手を回してくる。
そんな彼女の行動すら、可愛いと思ってしまう俺は、もう駄目なんだな。
「…俺を惚れさせたんだ、覚悟しろ」
そう耳元で囁いてやったら、いつも俺が赤くなるよりも、3割増しくらい赤くて、少し楽しくなった。
(きっとここから攻めに目覚める)←おい
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