さて、ここからは、タトゥーラーについて、くわしくお話しましょうか…。 まずは、タトゥーラーの見分け方から説明します。 体にある刺青は、生まれたときから存在します。(決して後から入れるわけではありません)その刺青の種類は、攻撃系、回復・防御系の二つに分かれます。攻撃系のタトゥーラーには、三角や、角のある刺青を多く体に持ちます。回復・防御系のタトゥーラーには、丸みを帯びた、角のない刺青を多く持ちます。 男性の場合、顔に刺青のある人は、かなりの強い力の持ち主です。女性の場合は、顔に刺青のない方が強いです。その他の力の度合いは、体の刺青の数にもよります。体の刺青が事細かで、数が多ければ多いほど、強い証にもなります。 現代では、タトゥーラーの力を少しでも高めようと、「タトゥーラー管理本部」が設定した、昇格制度というものが存在します。 昇格制度は、生まれたときから、この国のタトゥーラーの一員である証として渡される、ペンダントによって、表されます。 タトゥーラーは、14歳になると、独り立ちしなければなりません。強制的にその村、家から追い出されてしまいます。自分の力で生きていかなければならないのです。もちろん生きていくために、最低限の補償金という物が、一人一人に国から支給されます。 その補償金も、昇格次第でいくらにでも跳ね上がります。まぁーそのために、昇格制度というものは存在していたりもしますが。自分が今いる地位よりも、上の相手のタトゥーラーを倒すことができれば、昇格となります。(もちろん倒した相手が下がることはありません)でも倒す際には、殺してはいけません。法の基、罰せられます。 まぁー昇格すると、補償金が増えます。生きていくうえで、何ふじゅうなく生活していけるでしょう。 しかし、世の中には戦いたくないというタトゥーラーも存在します。その場合、戦いを回避するために、肌の露出を少なくしています。戦いたい場合は、自らタトゥーラーであることを、相手に証明すればいいだけです。つまり刺青を人に見せればいいだけのこと。そして戦いたくない人は、自分がタトゥーラーだと気付かれなければいいわけです。そのために露出を少なくしているんです。 昇格するために戦いたい人は、戦いを挑む人を、そのようなことから、選別しています。 その他、タトゥーラーには、俗に言う、「運命の相手」という者が存在すると言われています。 自分が攻撃系であれば、相手は回復・防御系。自分が男であれば、相手は女。このように、自分に全て相反した属性などを持ち、なおかつ、自分の力とシンクロできる者。それが「運命の相手」というものです。しかし、そういう人に巡り会える確率は、ほとんどなく、一生のうちに出会えれば幸せな方です。 まぁー、相手と力がシンクロできる故、力を増幅させる効力があります。その他いろいろな効力がありますが…。 以上、タトゥーラーについての説明でした。 |