グリブル突発小説「喧嘩の結果」
 

喧嘩の結果

歌詞バージョン 

喧嘩して 口聞かなくなって
ずっと むっとしたままで
謝るきっかけ 見つかんなくて
時間ばっかり 消えていく

結局ね 淋しくなるけど
あなたと 目が合っちゃったり
素直になれない あたしは
そっぽ 向いちゃうのよね

心の中は もやもやで定員いっぱいだし
耐えられない空気に 我慢できなくなるよ

隣に座って
彼の服の袖を引っ張ったりして
結局あたしが 傍にいたい
負けたみたいで 悔しいわ

小説バージョン

もう知らない。
なんなのよ、グリーンの奴。
あたしが悪いっていうの?
絶対100%グリーンが悪いんだもん!
あたしは悪くない!
絶対あたしは悪くないんだから!

なんて、喧嘩して早3時間。
お互い口も聞かないまま、時間ばっかり過ぎていく。
時間が経てば立つほど、謝るきっかけがなくなってって、どうしようもできなくなる。

静かな時間はどんどんすぎていって、触れられない寂しさや、声が聞けない寂しさが募っていって、近くにいるのに、遠くに行っちゃったみたいで、すっごく淋しくなって…。

ちょっとグリーンの方見たら、目があったりしたから思いっ切り逸らしちゃった。

素直になれないあたし。

でも淋しいって感じてるのを知られたくない。

おかげで心の中はもやもやだらけだ。
考えれば考えるほどもやもやは増えていって。
もう定員オーバーだよ!
これ以上増えないで!

この空気にも耐えられない。
淋しくて。
悲しくて。
でも悔しくて。
静かで、嫌な空気。
もう嫌!!

「………なんだよ。…許さなかったんじゃなかったのか?」
隣に座ったあたしを見て、そう嫌味を言われてしまう。
「…許さないもん」
そう言いながらも、彼の服の袖を引っ張ってしまう。
「………」
彼はそのまま、振り払うわけでもなく、傍にいてくれた。
「……」
あぁ、結局あたしが傍にいたいだけ。

どんなに喧嘩しても、どんなに許せなくても、結局あたしが、傍にいたい。

あぁ。負けたみたいで悔しいわ。

でも、優しく頭を撫でてくれたから、それで許しちゃうあたしは、やっぱり悔しいなぁ。

 

2006年6月10日 Fin


あとがき

いや、結局あたしが傍にいたいだけっていうのを描きたかっただけ。それがなんか実際小説にするのがなんか微妙で、言葉の羅列にしたら歌詞っぽくなっちゃって、でも歌詞っぽいとグリブルっぽく見えないからやっぱり小説にしてみたわけでした。
歌詞っぽい方は実は歌まで付けてみた(笑)でもそれは日の目を見ることなく心の中にしまっておきます(笑)まぁ公表する場所もないしな。
まぁなんか、こんな不思議な形態な小説を書いてみたくて描きました。まぁ余暇の落とし物ってことで(え)

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