グリブル小説「ささいな幸せ2」
 

 

ささいな幸せ2

 

「あ!グリーン!!」
イエローと話をしていたあたしは、彼を見つけて駆け寄る。
「ん?」
彼はあたしに気付き、あたしに振り返ってくれた。
「あのね、あのね!今日ね!」
あたしはそれがまた嬉しくて、嬉しそうに微笑みながら、彼にこないだあった話をしようとする。
そしたら…

 

 

 

 

「っ…なぁに?」
彼に優しく、頭を撫でられた。
「…いや」
「っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪い、また後でな…」
優しく髪を梳く手が放れていく。

 

 

 

 

 

「…ブルーさん?どうしたんですか?」
イエローがあたしの顔を覗いてくる。

「…」
今のあたしの顔はきっと、真っ赤だろうなぁ。

だって、

 

 

 

 

 

だって…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑ったの…。

 

2006年12月24日 Fin


あとがき

つーわけで、ささいな幸せシリーズ第2弾。しかもクリスマスに書いたのか。まぁクリスマスはクリスマスでべつに書きましたけど。なんだっけ。これの第1弾を更新してる時にっていうかあとがきを書いてる最中に書こうと思い立ってそのまま書いた話しだったりもします。元から話はできていたんですが書かずに放置をしていただけです。なんかこう、ささいな幸せシリーズでこう短編もどきをがすがす書いて行こうかなって感じです。すでに第3弾までできました(ええ)まぁなんか呼ぶシリーズでもありますが。彼を彼女を呼んで、振り返ってくれる、それが幸せなんだっていうような感じで。まぁそんなわけで、しばらく続きます。