そのぬくもりを…
たまたま、春の特番スペシャルのテレビを見ていたときだった…。 『ねぇタカユキぃー、タカユキってば!!タカユキ!!』 そう、女性の恋人が死んだのだ…。 死…。 「おいブルー!」 泣いていた…。 「おまえ、なんで泣いて…」 テレビでは、死の場面はもうなく、別の話題へと飛んでいた。 なぜ違うと言うんだろう…。 「…おまえでも感動して泣くことあるんだな」 それに何より… 「それに、好きな人が死んじゃったんだよ…」 『タカユキさんは僕たちの中に残してくれたじゃないか』 残す。 「残されたことによって、泣くことがあるかもしれないのに…。残された方は、どうしたらいいか分からないのに…」 私が、もしそうなったら耐えられるのだろうか…。 「怖かった…。あなたを失うかと、思ったら…」 顔を上げて、グリーンと目を合わせる。 あーまた涙が出てきた…。 テレビを見ながら、グリーンが死んだらって考えたら、怖かった…。 「…勝手に殺すな」 「私…」 私は… 「私は決して忘れないわ…。たとえ、思い出して泣くことがあっても、苦しむことがあったとしても、私は決して忘れない」 私は決して忘れないわ。 たとえそれが、自分の苦しみになり、生きるための枷になったとしても…。 あなたがいたこと、あなたの存在、あなたの声、あなたの思い…。 今、このときの幸せを全部…。 決して… あなたのそのぬくもりを…。
2004年4月16日 Fin
うががが。死にネタ失礼しました。ドラマがそれだったのでなんかもうこれを使わずして他使えないな、みたいな気分だったので。思わず使ってしまいました(死)あはははは。「ホットマン」っていうドラマスペシャル見ていて思いついたものです。思いっきりタカユキとかぱくりです(笑)ドラマの一部を使ってます。まぁたまたま見ていたらこうなったみたいな。なんでグリーンがブルーと同じ家にいるのか?とかの疑問はそちらのご想像にお任せします。一緒に住んでるでも、会いに来たでもなんでもOKですわ。あははは。まぁとりあえず、私が言いたいのは、ドラマで感動するブルー姉さんがいてもいいかな、っていうのと、そういうので泣くんだとしても、誰かに泣き顔見られるのは実は心の奥底では拒絶してる部位があると思うな〜っていうのを出せれば良かったと思っています。あとは、残されたものの悲しみははてしなく、残したものが多ければ多いほど切なさもますけれど、ブルー姉さんはそれを忘れるという逃げに行くのではなく、ちゃんと最後まで、残されたものを忘れずに、覚えておきたいっていう強さを出すのが目的だったりします。その中に、ブルー姉さんを強くしていく、グリーンがいれば、私の目標は達成できるかな、と思います。以上死にネタながらも、自分の王道を貫き通せて満足しましたって話でした(謎) |