スタート 「あ!やった!大吉だ!」 新年早々行くは神社。 「俺も大吉だ」 恋愛に書かれていたのは、 『この人となら幸福あり』 「…っ」 「…ほら、行くぞ」 うん、新年から幸先いいスタートを切れそうだ。 2008年1月5日 Fin
実話です。あたしとダーリンことグリーン役の夏樹様が引いたおみくじの結果がこれでした。うわーい運命だね!ダーリン!!大好きだ!
あたしは当てたおみくじを、グリーンに見せびらかした。
するは初詣。
そして締めるはおみくじと、相場は決まっているのだ。
「えぇ、グリーンも?」
だが、見せびらかした本人も大吉で、ちょっとがっかり。
「…おまえ、俺に大凶でも引いて欲しかったのか?」
相手の幸せを少しは願え、と軽く小突かれた。
「別に大凶とまでも行かなくてもさ、グリーンが大吉じゃなかったら、あたしの大吉の運で、幸せをいっぱいあげようと思ってたのに」
「…っ」
あ、真っ赤。
「変なとこで赤くなるよね」
「変なとこか!?」
あたしはしたかったことを言ったまでよ?
「あ、そういえば、恋愛のとこどうだった?」
「恋愛?」
そう言われ、彼はおみくじをびろびろとさらに広げ、恋愛の欄を見ていく。
「あたしはね、『辛いことがあっても真心が通じあい成立します』だって」
まぁ去年もいいことばっかりじゃなかったし、今年だっていいことばっかりじゃないと思うけど、通じ合って成立するなら、多少の辛いことは我慢できるかなぁ。
「…」
「グリーン?」
なんで黙り込むの?
「…」
彼は再度顔を赤くして、おみくじから視線を反らした。
「なぁに?…えーと」
あたしは彼が持っていたおみくじを、背伸びをして覗き込む。
うわ、これって…。
彼はおみくじをしまい、さっさと歩き出す。
「あ、待ってよ!!!」
あとがき
ダーリンがこれで小説でも書いてよと言われたので、飲み会にでかける準備とかしなきゃいけなかったのに、うっかり書き出しちゃって遅刻しかけた阿呆です。ほんとなんかぎりぎり感があると小説を書こうとするおばかさん。なんでなんだろう。前回のオムライスの話も書いたがゆえに、遅刻した(死)なんかそういうぎりぎりだからこそ書けるスリル感でもあるんですかね。いらないなぁ、そんなの。
まぁそんなおみくじネタ。二人の愛も、幸先いいスタートを切れそうです!今年も一年、グリブル三昧でレッツゴー!