AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する
グリブル小説「ずるい人(ブルー版)」
 

 

ずるい人(ブルー版)

 

「もうっ!グリーンってば!グリーン!!」

何度呼んだかわかんない。
何回呼んだってあなたは本にご執心。
本にだってヤキモチ妬けるわよあたし…。

「……ん?…悪い…なんだ……」
やっと反応を返してくれる。
謝るだけまだましか…。
それでも…
「何回呼んだと思ってんのよ…。そんな本ばっかり読んで…あんまないがしろにすると嫌いになっちゃうぞ!」
ありえないけどさ。
それでも、あんまり構ってもらえないとさすがに淋しいんだけど…。
「…」
って言ってるのにぃ……。
「…グリーン!!!聞いてるの!?」
言ってるそばから無視ですか!!!

 

 

 

 

「……俺は、好きでい続けるよ……」
「……っ」

 

 

 

 

 

 

うわ、ずるい…。
何それ…。

全然聞いてないと思ったから、不意打ちだ、そんなの…。

言った彼は、すごい言葉だけ残して、また本にご執心。

言い逃げだ。

ずるい…

 

ずるい…

 

 

 

ずるい人…。

そうやって、無理矢理捕まえてるわけじゃないのに、あたしを決して離さない。

 

 

 

 

 

 

「…馬鹿…」

 

2007年1月5日&7日 Fin


あとがき

ルルシャリサイト見て書きたくなった1作です。いかにパクリっぽくならないようにするかに悩みましたが、沙耶と由岐ちゃんとカラオケに行ったとき、沙耶がスキマスイッチの奏を歌ったあたりで落ちてきました。歌詞にはまったく関係ありませんけどね。僕はいつもそうやってぴこん!と出てきたものを文章化してるにすぎません。そんなこんなで、ずるい人ブルー版ってことで、前回ずるい人グリーン版を書いたので。タイトルがそれしか思い浮かばなかったから、前のと連動させました。どっちもどっちでずるいと思ってるってことです。まぁ当初グリーン版を書いたときに、姉さんだってそう思ってそうだと思っていたので、ちょうどよかったかなぁと思います。ルルシャリルルーシュのようなグリーンを目指して!頑張れ兄さん!攻めを取り戻せ!