今日の終わりは、夕立だよ。
「ね、グリーン?散歩行かない?」
「雨降ってるのに、何を言っている。」
雨が降ってなくても、行かないくせに。
ねぇ、一日の終わりくらいあたしと一緒にいてよ?
明日はいられないかもしれないんだから。
彼の手を引く。
彼は逆らうことをしなかった。
外へ出て、夕立を浴びる。
彼も一緒に浴びて、茶色い髪が濡れていく。
「風邪・・・引くぞ。」
返事の代わりに彼に抱きつく。
照れてるの?
抱きしめ返してくれないのは。
「ね?明日も夕立だったら、また散歩しよう?」
「・・・・せめて、夕立じゃない日にしろ・・・。」
「じゃ、晴れてる日は毎日ね?」
それに答えは無いけど。
まぁ、いいわ。無理矢理連れてってあげる。
君と一緒に。
明日はオレンジの光が見えるように。
今日、あなたはどう過ごした?
俺は元気だよ。
あなたが今辛かったら、すぐに行くから。
「おい、シルバー?」
一人の少年の声。
「どうしたの?シルバー?」
一人の少女の声。
「別に・・・・。」
「別にじゃねぇだろ?熱でもあんのか?」
「体調でも悪いんじゃない?大丈夫?」
この声達が毎日のように聞こえて。
俺は元気です。
「「シルバーっ!!」」
「うるさい。」
言葉の後には怒鳴り声が聞こえて。
今日も俺は元気でやってます。
「どうしたんだよっ!!全くっ!!」
「もうっ、何かあるならいいなさいよ〜っ!」
軽く笑って。
「ゴールド、クリス。」
彼らの名前を呼んで。
「ん?何だよ?シルバーっ。」
「なぁに?シルバー。」
彼らに名前を呼ばれて。
「・・・・いや、たまには姉さんの所でも遊びに行くかってな。」
彼らの笑顔が見られて。
「おうっ!!レッド先輩達にも会いたいしなっ!」
「イエローさん達、元気かなぁ・・・!」
「・・・・・・・楽しみだな。」
俺達は元気に今日も暮らしました。
グリブル、ゴールド+クリス+シルバーバージョンっ!ちょい、ブル←シルですね。
俊宇 光 |