グリブル小説「恋心」
 

 

恋心

 

「グリーン!次はあっちの店よ。」
「…‥。」

今日はグリーンと買い物に来ている。もちろんグリーンは私の荷物もちをしてるんだけどね。
「お前…いくつ服買ったら気が済むんだよ…。」
「え?そうね…あと3着くらいで今日はやめとくわ。」
「…‥。」

かなり不満そうな顔をしてついてくるグリーン。あと1着くらいにしといた方がいいかしら。
目的の店に着いてグリーンは私から離れてベンチに座りにいった。本当にじじくさいやつなんだから…。

「ありがとうございました。」
会計をすませて服を買った。グリーンのところに戻ろうとした時、やっとさっきまでいたベンチにグリーンがいないのに気付いた。

あれ?どこに行ったんだろう…。

キョロキョロ周りを見渡しても見つからない。周りには知らない人しかいなかった。
急に不安になった。

どうしよう…私一人になっちゃった…恐いな…。あの時みたいだ。5歳の時の…。
なんで私、グリーンがいなくなっただけでこんなに不安になるんだろう…今までずっと一人で旅だってしてきたじゃない。なんで?グリーンだから?

突然背中に何かがぶつかった。買い物の袋だ。
「何やってんだよ。」
「グリーン…あんたこそどこ行ってたのよ…。」
グリーンはキョトンとした顔をして
「は?ずっとここにいたぞ。」
「嘘!だってベンチに座ってたじゃない!」

すごく泣きそうになった。こんなこと初めてだった。
私、グリーンじゃないとダメなのかな…。

 

 


+++あとがき
かなり最初の時の設定のつもりでした…。多分姉さんから好きになったんだろうな…と思いまして。
ハロウィンリクでした。相変わらず短くてすいません;(汗)

 


ゆれる未来様にハロウィンの企画としてリクエストさせていただいた小説です!
ゆれる未来様とはアンソロを通じて知り合えたグリブル仲間さんです。そのサイト様でなんとハロウィンでリクエスト権プレゼントとあったので必死にその権限をゲットしたのは言うまでもなく(笑)あげくしっかりとグリブル小説をいただいて、我がサイトに更新させていただきました!!!感謝感激雨霰です!!本当にありがとうございます!!!しかもたいしてリクエストの内容も言ってないのにこうも素敵なあたし好みの姉さんで帰ってきてくれるなんて思わずもう萌え萌えしてしまいました!!!あぁいいなぁ。
っていうか姉さんから好きになったのは必須ですよね!!!グリーンからでもそれはそれで萌えますけど(笑)
本当にどうもありがとうございました!!!

俊宇 光