ヤキモチ
かまって欲しい。
「姉さん。今日は(邪魔な)グリーンいないんだね。」 「えぇ。なんだかジム戦みたいよ。」 ふぅ〜んと言うシルバーと一緒に私は近くの森に向かった。
「姉さんはグリーンの・・・あんな奴のどこが好きなんだ?」 「ひ・み・つ。なぁにシルバーったらグリーンとあんなに仲悪かったのに。」 いつの間に仲良くなったのかしら。。
違うよ姉さん・・・・勘違いしてるよ・・・・・(汗) 「シルバー??」 「・・・姉さん。俺はグリーンなんて嫌いだよ。俺は姉さんが好きなの!」 「ふふ。ありがとう。私も好きよ。」 ポゥと赤くなるシルバーに悲劇が。 ゴォン 「・・・・っぅ。いってぇ。」 「シルバー!?どうかしたの?」 こんなにでっかいこぶができてるのに気付かない姉さんって・・・・。 「なんでもない・・・です。」 こんなことするのは奴だ。奴・・グリーンしかいない。
「おい。お前。」 「そこのうるさい女。」 どこからか聞こえる聞き覚えのある男の声 「うるさい女でわるかったわね。それにお前よばわりしないでくれない。」 「『お前』だと振り向かないくせに『うるさい女』だと振り向くんだな。変な女。」 そう呼ぶのはあなたくらいでしょうね。 「グリーンあなたくらいよ。私を『うるさい女』よばわりするの。」 「ブルーお前だって認めただろ。振り向いたんだから。」
私はグリーンの声が聞こえたから振り向いただけであって別に『うるさい女』呼ばわりされて振り向いたんじゃないわ。 「認めてなんかないわよ。グリーンジム戦はおわったのかしら?」 「終わっていなきゃここにはいない。」 私を探しに来てくれた? 「ブルー。」 耳に届く心地よい声 「いくぞ。」 グリーンの言葉に流され私は後をおった。
おわり?
<おち> 「いくぞ」 そうグリーンがいって姉さんはついていった。 「このたんこぶの仕返しはきっちりとらせてもらうからな。」
「あら?なにか忘れていないかしら?」 「気のせいだ。」
こんどこそおわり。
2004.3.25
俊宇 光 |